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名称 山入(国安)やまいり(くにやす)
所在地 常陸太田市国安町(要害山)
アクセス方法 常陸大宮市中心部から県道29号線を北上し山田川を渡って直ぐのところに緑の指導標が立つ。これに従い北に折れて道なりに進む。何箇所かに指導標があり迷うことなく城跡下まで車で辿り着ける。
周辺の目標物 指導標県道沿いに緑の指導標があり、これに従い北進する。
登城口 看板道なりに進むと城の入口である。この先までコンクリートの道があるが落ち葉と折れた枝で自動車での進入は難しかった。
現状 山林であるが主曲輪部分までの遊歩道が整備され、主曲輪部分も樹木は切り払われて植栽がなされている。曲輪、堀切、土壇が残る。市指定史跡である。
現況写真 曲輪主曲輪平坦面とその北側にある土壇を南西より望む。水仙の花が咲いていた。
図面等 鳥瞰図コンクリートの道から土の遊歩道に切り替わるあたりに鳥瞰図が設置されている。主曲輪以外は山林で藪化している。
歴史 佐竹一門の山入氏の城である。山入氏初代師義は足利尊氏の信任厚く、その威光の下で勢力を拡大し、幕府と関東公方が対立するなかで幕府に与して「山入一揆」を形成し、佐竹宗家を脅かす存在であった。最終的に山入氏は岩城氏の支援を受けた佐竹本家に永正元年(1504)に滅ぼされる。ただ、城は佐竹氏の本拠太田城の北の防衛戦として山入氏滅亡後も用いられたようで、正確な廃城時期は不明である。(茨城城郭研究会「図説茨城の城」(国書刊行会、2006年)
踏査日 2024/3/20

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作成2024/3/25、更新---
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