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名称 宮野(猿ヶ京)みやの(さるがきょう)
所在地 みなかみ町猿ヶ京温泉(湖城閣)
アクセス方法 国道17号線沿いにある「猿ヶ京関所資料館」のところから南に300程度進むと「湖城閣」があるが、この敷地が城跡の本丸部分である。
周辺の目標物 道関所前から城跡方向に進む道を望む。公共交通機関を使用する場合は「関所跡」バス停で下車。
登城口 堀切・虎口「湖城閣」の入口は本丸北側の堀切・虎口である。北東より望む。
現状 本丸部分は宿泊施設の敷地となり北側に堀切、土塁が残る。二の丸部分は堀切が部分的に残ると思われるが民家の敷地となっていて確認は難しい。町指定史跡である。
現況写真 土塁本丸内の土塁を北東側から望む。
図面等 説明板湖城閣の駐車場内に説明板が立つ。なお、当施設には日帰り温泉施設もあるとのこと。
歴史 越後・上野を結ぶ「三国街道」の宿場に築かれた城である。永正7年(1510)に越後の長尾為景と戦った上杉憲房は越後からの撤退に際して宮野で戦っており、その頃には何等の施設があったのであろう。関東に度々進出した上杉謙信(長尾為景の子)は、この地に宿泊した際の夢から「猿ヶ京」の名を思いついて命名したとされ、彼の度々の越山を契機に城は整備されたのであろう。上杉氏の上野からの退潮に伴い真田氏が武田氏の支援を得てこの地に入り、天正8年(1580)に真田軍がこの城を攻めて上杉方城代尻高左馬介が戦死している。
踏査日 2020/8/9

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作成2020/8/13、更新---
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