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名称 大房岬たいぶさみさき砲台
所在地 南房総市富浦町多田良(大房岬自然公園)
アクセス方法 大房岬自然公園の駐車場から徒歩で公園内を回る。遺構の確認で一周1時間程度はかかる。
周辺の目標物 案内図公園内の案内図
登城口 砲台の基部跡駐車場から5分程歩いた運動場に砲台の基部跡があり、裏手に火薬庫跡のコンクリートトンネルが残っている。
現状 公園として整備されている。砲塔跡のほか、ビジターセンター後ろに施設跡、「要塞跡地」とされるところに探照灯の格納庫、第2キャンプ場の北下に発電所跡が残る。
現況写真 探照灯の格納庫「要塞跡地」にある探照灯の格納庫。岬全体が要塞であるが、この構造物が一番大きくしっかりと残っているのでこの一帯を「要塞跡地」とした模様である。
図面等 案内板「要塞跡地」のところにある案内板。大房岬砲台は砲塔2基とそれを支援する探照灯、発電所等から成り立つ完結した砲台で「要塞群」とするには違和感がある。
歴史 大房岬には幕末には台場が設置されており、東京湾口防衛上、重要な立地であった。昭和3年に「東京湾要塞」の一部となる大房岬砲台の築造が始まり、同7年に竣工した。備砲は、軍縮により廃艦となった巡洋戦艦鞍馬から取り外された20cmカノン砲2門入り砲塔2基である。本砲台は敗戦後米軍により破壊されている。
踏査日 2010/03/27

特定非営利活動法人城塞史跡協会
作成2010/03/29、更新---
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