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名称 天神山てんじんやま
所在地 新潟市西蒲区岩室温泉(天神山)
アクセス方法 自動車使用であれば、岩室神社前を通る中部北陸自然歩道を南下すると、「天神山城址登山口」の標示がある。登山口は2カ所ある。
周辺の目標物 西側登山口西側の登山口。道は悪いが5分程度で武者溜まり(三の丸)に入ることができる。
登城口 東側登山口東側にある登山口。多宝山等への登山道でもあるので道は良い。出丸を経て10分弱で武者溜まりに至る。
現状 武者溜まり(三の丸)の平坦部分と山頂部の本丸、二の丸の平坦部、出丸から本丸方向に登る途中の大土塁が残っている。武者溜まりから本丸までは15分程度である。
現況写真 本丸・二の丸部分本丸・二の丸部分は藪化しており、登山道部分を除いては立ち入りにくい。
図面等 概念図武者溜まりと東側の登山口に城跡の概念図が立つ。
歴史 源頼政の弟の系統である小国氏の城である。小国氏は刈羽郡の小国保を根拠としつつ、早い時期から弥彦方面にも進出し、天神山城を築いたとされている。天正10年(1582)に小国家に内紛があったため、上杉景勝は直江兼続の弟樋口与七を小国家に入嗣させて小国実頼と名乗らせた。実頼は天正15年からは大国氏と名乗りを改める。慶長3年(1598)に上杉氏が会津に転封になると、大国実頼もこれに従い、城は廃止された。(大家健「図説中世の越後」(野島出版、1998年)
踏査日 2007/09/23

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作成2007/09/25、更新---
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