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名称 坂戸さかと
所在地 南魚沼市坂戸(坂戸山)
アクセス方法 坂戸山の登山道はいくつかあるが、最も整備されているのは薬師堂からの登山口である。
周辺の目標物 薬師堂登山口薬師堂登山口。ここから所要50分程度で山頂に至る。
登城口 上杉景勝・直江兼続生誕碑上杉景勝・直江兼続生誕碑から大手道を行くこともできる。こちらは所要1時間程度である。
現状 山頂部の主郭(本丸)部分を中心に東側の大城・小城(詰め丸)、主水郭(北の丸)が残る。山麓部分の居館跡は江戸時代初期に整備されたものらしい。国指定史跡
現況写真 富士権現主郭には富士権現が建つ。一般の登山者も非常に多い。
図面等 案内板主郭に比較的詳しい案内板が立っていた。
歴史 城は関東への交通の要所として南北朝期から用いられたが、越後守護となった上杉氏の家宰長尾氏の一族の上田長尾氏がここを本拠として城を発展させた。長尾政景は上杉謙信(長尾景虎)の姉婿となって家中で重きをなすが不慮の死を遂げ、その子の顕景は上杉謙信の養子となって景勝を名乗り春日山城に入る。謙信死後の景勝と上杉景虎との相続争い(御館の乱)においては、坂戸城は景勝方の拠点として重きを置くが、景勝勝利の後は上田長尾氏以来の家臣の多くは春日山に移り、坂戸城の位置は低下した。慶長3年(1598)の上杉氏の会津転封後に入った堀氏は坂戸城の居館部分のみを用い、慶長15年(1610年)の堀氏移封後は廃止された。(大家健「図説中世の越後」(野島出版、1998年)
踏査日 2007/09/22

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作成2007/09/25、更新---
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