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名称 勝山(落水)かつやま(おちみず)
所在地 糸魚川市青海(勝山)
アクセス方法 国道8号線で青海から親不知方向に進み、海側にある「ドライブイン勝山」(廃止か?)の向かいに登山口がある。
周辺の目標物 ドライブイン勝山「ドライブイン勝山」の全景
登城口 登山口ドライブイン向かいの登山口。親不知方向からだとトンネルを出て直ぐなので見つけにくい。
現状 山頂部分に比較的大きな曲輪があり、尾根に沿って細い曲輪(通路)が西に伸びている。現在の登山コースは麓の登山口から所要40分、比高300m超をほぼ直登させる道である(上り下りとも所要40分)。足場が悪い嶮岨な道なので、足拵えには万全を期したい。
現況写真 主曲輪部主曲輪部分を東より臨む。
図面等 説明板主曲輪部分に説明板が立つ。
歴史 越後・越中国境にあって北陸道を見下ろす「監視哨」的な立地で、本格的な築城は上杉景勝によるとされ、その際「墜水(落水)」の地名を「勝山」に改めたともされる。時期的に考えれば、織田信長の越中侵攻に応じてということになろう。天正13年(1585)に豊臣秀吉が石田三成を伴ってこの地に赴き、直江兼続を伴った上杉景勝と盟約した(落水盟約)という伝承もある。史家はこれについて概ね否定的であるが、仮に盟約があったとしても急峻で狭い勝山城ではなく、麓(大沢地区)に想定される居館で行われたであろう。この城も慶長3年(1598)の上杉氏の会津転封に伴い廃止されたとみられる。
踏査日 2007/09/23

特定非営利活動法人城塞史跡協会
作成2007/09/26、更新---
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